ダブルクリップとは? 特許と歴史

1912/02/24 日本特許 JP21702 書類挟

 このクリップは、ダブルクリップやバインダクリップと呼ばれて現在でも販売されています。クリップの持ち手を折りたたんで横から見るとW形です。このW(ダブリュ)がダブルと変化したようです。これはアメリカ人のルイス=エドイン=バルツレーさんにより発明されました。このダブルクリップはテコの力を利用してレバーでクリップを開く機能と、もう一つ素晴らしい機能を持っています。持ち手のレバーがブラブラしませんね。これには、レバーが外に開くようなバネとして作用しています。さらに使い方として、表題札・インデックスとして利用するために文字の記入ができるように既に考えられています。現在販売されているダブルクリップと機構がほとんど変わっていないのもすごいことですね。

 このクリップの特許は、アメリカには1910年に先に出願されています。特許が登録されたのは1915/05/18になります。参考:アメリカ特許出願日1910/06/02、特許番号US1139627、特許の名称Paper-binding clip、登録日1915/05/18